Terry’s Diary

terryの雑記

【R3版追記】類分けボーダー調査 結果報告

ご協力ありがとうございました

Terry(@terry_univ)といいます。非公式ですが、類分け発表日の10/29から1週間掛けてデータを集めました。

皆様の協力のおかげでかなり正確なデータが取れたと思います。

現時点での結果をお伝えします。しかしこの調査は非公式全員が正確に入力したという保証はないものであることをお知りおきください。

この記事は主にUEC21以降の後輩向けなので、下に色々自分なりの分析と情報を載せています。お手数ですが結果だけ知りたい方は目次からジャンプしてください。

また、情報が古い場合がございます。2020年度はこうなんだなと言う参考程度でお願いします。

 

類分けの基準と例年との違い

類分けは総GPというポイントを用いて実施されます。これはGPAとは違います。
GPAは単位数で教科に重みが付きますが、単位数に関係なく1つの科目として計算します。この総GPというのを基準に類分けは行われました。総GPが同点の場合は統一試験の素点を考慮するそうです。

総GPの計算式は以下のとおりです。教科名に(秀:4,優:3,良:2,可:1,不可:0)を当てはめて計算する。*1

(AWE I+ASE I)/2+線形*0.75+微積*0.75+数演*1.5+コンリテ+物概+化概

【追記】(2021/09)

この式は令和2年度のみの特別傾斜配分である可能性が高いことが判明しました。

令和3年度以降入学者は学務情報システムにあるPDFをよくお読みになってご自身で計算してください………

(傾斜配分撤廃のみが変更点な気がします…斜め読みですが…そのため、0.75と1.5を1に置き換えていただければ………と)

 

ここで先輩方は例年との違いに気づくと思います。
学修要覧では英語はAWEの中で実施されるテスト(学修要覧p39)を成績に使用と書いてあります。今年は遠隔授業の影響で実施できなかったため、ASEとAWEの成績の平均となりました。テストだけやれば英語の成績悪くても類配属大丈夫!とちゃんと学習要覧を読んだ人を狙い撃ちするかのような仕様変更でした。結局サボらずちゃんと勉強しましょうという実力主義が感じられますね。類分けのために勉強をしているわけではないようです...ただ、その割には教員による差が...昼学域1年生755人を平等に一斉評価するのはかなり難しいのは理解できるとは思いますが。

数学は微積・線形・演習の3つ分がGPにカウントされます。しかし、演習は微積と線形が半分なので3つ分を微積と線形で半分にして1.5。講義にその半分の0.75、演習に0.75と振り分けたと自分は捉えています。そのため、微分積分学第一、線形代数学第一の評価値(*1)に0.75を掛け、演習に1.5(0.75+0.75)を掛ける、となっているという解釈を自分はしました。正しいかどうかはわかりません。

例年の違いのうち一番大きいのは、対面授業の実施がないということでしょう。遠隔講義はオンデマンドなら時間を選ばない、リアルタイムなら登学時間の削減などのメリットもちろん存在します。しかし、気軽に質問できる学内の友人が作りにくいという大きなデメリットが存在します。もともと知ってる友達と一緒に進学した、TwitterなどのSNSで繋がりを持った、その他色んな所で繋がりを持ったような人たちは、課題を協力して完成させ、ときに情報を共有しながら前期を乗り越えた人もいるかと思います。一方で、たった一人で前期を乗り越えた人も少なくないはずです。弊学は情報のサイレント更新、大きな告知もなく「HPに書いてあったでしょ?」のようなことを平気でやります。第二外国語の申請を忘れた人がいたのも記憶に新しいかと思います。あれは一人だと気づきにくい情報の代表例だったと思います。また、初めて扱う微分方程式を一人の勉強だけで補って、落単危険度がかなり高いことで有名な物理学概論第一の単位を取るのは厳しかった人もいるかと思います。それを解消するための行動もなかなか取りにくかったかもしれません。今年は情報格差が大きくなったと感じます。人と協力できるか、教員にメールなどで質問できるかなどの思い切りの良さと行動力、情報収集能力、色々な要素が上位層と下位層の差を例年よりも大きくしたのではないかなと...自分は感じます。

雑感と参考データ

色んな人がいました。以下感想です。

  1. 総GPの計算方法を知らないだけでなくGPAの値を入力してくる
  2. 本人は計算できたつもりだが、GPAがおよそ2なのに総GP2や27の人が現れる
  3. 総GPは0.25刻みのはずなのに小数点第3位以降が入力されている(なぜ)
  4. GPA2なのに全不可で出してくる
  5. 同じGPAでも総GPには差が出るのが面白かった
  6. GPは単位数を基準にせず、中身が等しくなるように配分してるのが面白かった
  7. 境目のデータが来るのをひたすら待ってました。Ⅰ類は正確に来てよかった
  8. Ⅱ類は落単者の中のボーダーのため正確なデータを見つけるのは難しそう

 

類第1希望はこんな感じでした。母集団が母集団なので偏りがあります。

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ここまでやっても計算せずにやってくれるみたいです...いっそ全員成績入力してもらう方が早かったかもしれません。データ取れるだけ本当に感謝してます。

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結果

長々とお話しましたが結果はこちらです。
データ総数:130(2020/11/05 20:18現在)

学務情報システムより志望人数の推移は以下のような表になります。

画像1

前期配属人数

・Ⅰ類:117
・Ⅱ類:120
・Ⅲ類:98
※未配属31人*2

配属最低総GPライン

・Ⅰ類:14.0(13.75落ち確認)
・Ⅱ類:6.25(5.5落ち確認)
・Ⅲ類:なし(他類志望者が配属されているため)

 Ⅰ類は全良(=14)が基準ラインですね。Ⅱ類は全可(=7)でも通ります。1つくらい落としても通りそうですし、良や優があれば落としても余裕かもしれません。

あくまで今年の志望人数だと...という話です。

 おわりに

調査にご協力いただいた皆様ありがとうございました。
また、各種LINEグループに告知を貼ってくれた皆様にも心からの感謝を。

この記事を見つけてしまった後輩へ

いつ見つけたかにもよるけれど、ちゃんと勉強をしておこうね。ちゃんと課題を出して、試験勉強をしておけば、ボーダーが高いⅠ類でも、そこに行くだけの成績を狙えるから。目標があるなら、情報は早いうちに得て行動を変えていけるといいよね。学修要覧の該当ページくらいは読んでもいいかもね。

1年前期の成績低いと後期頑張っても成績上がりにくくて、それ以降のモチベ下がるから最初は大事だと思うよ。ここサボるのはおすすめしないよ。プログラム分けや研究室配属とかGPAや成績使うかどうかに関係なくやる気がなくなってくのは辛いからね。

先輩に聞いたりと手段はたくさんあるからね。後から知って後悔することのないようにね。応援してるよ。

 

それではまた、学内かどこかで。

*1:この記事ではこのように秀を4、不可を0のように対応させた値をある教科の評価値と呼ぶことにする。

*2:入試時点での入学者を基準としているため退学,休学なども含む